非常に優美なグリ彫りの脇差拵です。
堆朱尽くしの、朱とその層の模様が一層その優美さに拍車をかけるデザイン。
目貫にも銀の覆輪と、とても繊細な仕事とバランスで、統一感のある拵えとなっています。
見ていても一つ一つが丁寧な作品の為、全体的な印象に品位を感じられ、職人の研ぎ澄まされた感性、こだわりの感じられる作品です。
江戸時代中後期
鞘:倶利彫り、三つ巴文
縁頭、小柄、鯉口、目貫、栗形、鐔:銀、赤銅、銅
L:540㎜
Wakizashi with design of guri scrolls .
Mid-to-late Edo period
Scabbard:Laquer
Fuchi-kashira,kozuka,koiguchi,menuki,kurigata,
tsuba:Shakudo.Copper