こちらは「木目金」の小柄でございます。

水の動きが、目の前で広がっていると錯覚を覚えるほど、

実際の景色を流し込んだようなデザインです。

蛸や魚がその中でどのような生活をしているのか、

または何を思うのか。

そこまで想像してしまうのは、木目模様が生み出す

臨場感だからかもしれません。

 

江戸時代中期 銀、四分一、赤銅、素銅
L98.0×W14.6×T4.0mm 29.3g

Kozuka with design of fish and octpus on woodgrain pattern
Unsigned
Late Edo period
Sliver, Shibuichi, Shakudo, Copper