こちらは、「木目金」の鐔でございます。
まるで紅葉を表しているかのような、
美しい朱系の色に繊細な木目の模様と
形も柔らかい印象で、奥ゆかしさが感じられる鐔です。
景色が見えるところが木目金の楽しみのひとつですが、
さらに踏み込んで、どんな思いでこの模様が生み出されたか、
というところを想像するのも、鐔の魅力のひとつといえるでしょう。
江戸時代後期 赤銅、素銅
H77.6×W71.3×T4.7mm 173.0g
Tsuba with designed of woodgrain pattern
Signed: “Made by Masamitsu, a resident of Kawagoe, Mimasaka province”
Late Edo period
Shakudo, Copper